2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

散乱と干渉

分散と散乱と干渉 分散 同じ溶媒において光の波の速度が振動数によって変化する現象です。屈折率が波長により変化(異なる)現象をいいます。 短波長の方が屈折率が大きくなります。 例)プリズムに白色光を通すと波長(屈折率)によって異なります。分散に…

偏光と旋光性

偏光と旋光性 偏光 光は様々な方向に振動する波です。単一の平面の振動面を持つものを平面偏光といい同じ大きさの振動数を持った左円偏光と右円偏光のベクトル和とみなすことができます。 偏光とはある方向だけに振動している波 旋光性(光学活性) 光学活性…

分子の回転・振動・電子遷移 各論

電子遷移 分子内の電子が低エネルギー状態(基底状態)と高エネルギー状態(励起状態)の間を遷移することです。この電子遷移を観測したものが電子スペクトルです。分子は紫外可視光を吸収したり放出したりして電子遷移しますが、振動遷移や回転遷移にも影響…

電子遷移 補填

リン光と蛍光 なぜ、蛍光よりもリン光の方が寿命が長いのか。 「蛍光」は同じスピン多重度の状態間での発光、「リン光」は異なる多重度の状態間での発光ということができます。 ・蛍光とは励起一重項状態から基底一重項状態へ遷移する際に放射される光である…

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電磁波の性質

電磁波とは 波動性と粒子性の二面性をもち、真空での電磁波の速度は光速と等しく、2.9979×10^8m/sです。 hはプランク定数 波長とエネルギーの関係 http://shimaphoto03.com/science/emw/ 主な電磁波の特徴 γ・X線 物質透過作用が大きい 紫外線 電子遷移を起…